ちょっと太り気味の息子。36歳になりました。
5年前の雨降る寒い9月終わり。
双子の友達が突然「近くで子猫の鳴き声がする」と、家に来ました。
双子と友達が抱えて来たダンボールには、目も開いていない子猫が5匹。
なんだかまるで、ダンボールごと山から下に投げられたように、
ひっくり返った箱と、ばらばらに散らばっていた子猫を拾い集めて来たそうです。
そのままだったらカラスやキツネに食べられかねない。
とは言え・・・
ち、ちっちゃっ!!!
どどどどーすんの!?
私は子供の頃から哺乳類は飼ったことありません。
メダカや金魚などの魚類とか、インコとか、少しの間ハムスターとか。
犬猫は、母が動物嫌いだったのと、私がアレルギー持ちだったので居たことがないのです。
どうしたらいいのか。。。
とりあえず牛乳でもやってみるか…と、ひと肌に温めて一滴ずつ口に入れてみましたが…。
「ママ!!ちょっと待って!!」
パソコンで猫の飼育法を調べていた双子が
「牛乳やばい!死ぬ!子猫用ミルクじゃなきゃダメみたいだ」
「おしっこも自力じゃできないんだって!!」
なんですとぉ!?
そんなこんなで悪戦苦闘しながら『政宗』との生活が突然始まりました。
ちっちゃい当時の写真はガラケーの中なのでありません。
めちゃくちゃ可愛かったです。
残念。
目が開いてない5匹の中で、一番早く開いたのがこの政宗です。
もちろん両目ね。
それから数日後、やっとミルク飲みも良くなってすぐ死ぬ心配もなくなったかなぁ~と思った矢先、
ウイルス性鼻気官炎にかかり、鼻づまりのため呼吸困難になり、目が土偶のよう飛び出てきました。
なんじゃこりゃ!?
二匹は貰われて行ってたので、残った三匹に次々と感染。
どうしよう…めっちゃ苦しそうだ…死んじゃうかも…
と途方に暮れた時、双子の友達のお母さんが助けに来てくれました。
「うちの子が最初に見つけた猫だったんだってねー。今までごめんね」
と、三匹まとめて病院に連れて行ってくれたのです!!
そして猫飼うの慣れてるから~と、しばらく預かってくれることになりました。
助かったぁ!!
毎日何度も薬を飲ませ、目薬をさし、大変だったと思います。
おかげで病気も良くなりましたが、
片目しか開かず、右目は膜が張ったような状態になってしまいました。
本当に独眼竜になっちゃった。
預かってくれている間、私は政宗をうちで飼っても良いかの説得を家族にしました。
妹は私の猫アレルギーを心配してくれていて、アナフィラキシーを舐めるな!とたいそう恐れていたからです。
目の粘膜が垂れ下がってくるほどの酷いアレルギーでしたから、無理もありません。
でも4年ほど前から体質改善やってて良かった!!
無事アレルギーを克服し、問題なく飼うことができました。
数か月間預かってもらって、正式に我が家の子になってからも、
兄弟猫とは遊ばせていました。
したっけあいつ、猫同士で遊んでる最中に骨折しやがった!!!
猫の股関節骨折なんて、聞いたことあります!?
やっぱり母乳で育ってないからかな~?
骨、弱いのかなぁ~。。。
それからというもの、鼻気官炎を完全に治してからの手術ということで、
吸入ケースに入る為に毎日病院通いからの~検査と手術でした。
んもう、この子ときたら!!
病気、薬、
骨折、レントゲン、手術、
去勢、手術、
予防接種、
度重なる病院通いで、あたしゃ破産寸前でしたよ(泣)
でも政宗が来てから、特に犬猫が可愛いと思うようになりました。
命の恩人なのに宿敵のいっち。
一番なついてません。笑
おばあちゃんとも、いやいや遊んでくれたね。笑
こうきが進学のため家を出る準備も、率先して邪魔してた。笑
完全に野生をなくした政宗も、可愛くてしょうがないよ。
でもボディジュエルで遊ぶのはやめてね。
今では我が家で一番の傍若無人ぶり。
いっちを敵だと認識してくってかかり、
お父さんを奴隷と勘違いしていつでも餌を要求する、
たいそうなえばりんぼうです。
私もこの5年で少し動物に対しての意識が変わりました。
野良、虐待、保護、殺処分など、いかに人間は身勝手なのかを知り、
生き物の売買にも疑問を抱き、
その陰で物のように捨てられたり殺されたりする動物たちがたくさんいることを知った。
政宗は、改めて命の大切さと人間の責任を教えてくれました。
まだ5年だけど人間の年齢だと、もう36歳なんだね。
これからも長生きしてね。
一緒に幸せに生きていこうね。
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