斎藤政宗 8歳 肥満 やせれ
8年前の9月後半、政宗は兄弟4匹とともに突然やって来た。
まるでダンボールごと山の上から投げられたように、5匹バラバラでミーミー鳴いていたそうだ。
まだ目も開いていない、へその緒もついたままの仔猫。
このままでは凍え死ぬか、カラスや狐に食べられてしまう。
第一発見者の双子の同級生家族と協力して、保護と飼い主探しが始まった。
4匹は無事貰われて行き、キジトラ猫の政宗はうちで飼うことになった。
間もなくウイルス性鼻気管炎にかかり、毎日病院に連れて行ったが右目が見えなくなった。
猫のくせに足を骨折し、手術をした。
1歳になる前に去勢手術もした。
随分お金のかかる捨て猫だと思ったが仕方ない。
動物保険には入らないと決めた。
その代わり、人間の食べ物は一切与えないこと(鰹節はあげたことある)、
安いエサは与えないこと(ロイヤルカナン去勢後雄の成猫用のみ)、
サプリメントを与える(サーモンオイルと全粒穀物)、
外には出さない(ビビりだから出ない)。
これでもし病気になったら病院には行かず諦めよう。
そっと見守っていてあげるからね。
安心して安らかに……。
と思っていたけれど。
いざ様子がおかしくなってみると、そうはいかないもんだ。
元々、政宗はよく吐く。
エサを食べた直後くらいに、カッカッカッとえづき始めるので、ゴミ箱を当てがって首を抑えてそこに吐かせる。
ゴミ箱のセッティングが間に合わなかった時の吐物の後始末は私はしない。笑
父かいっちにお願いする。
吐いた後はケロッとして、またエサを欲しがるので「高いエサなんだから、吐くくらいなら食うな!!」と叱りつけて私はあげないが、父にねだるとくれることを知っている政宗は、すぐ父にちょっかいをかけに行く。
今回は吐いた物が薄くピンク色だった。
胃が空っぽになっても、ピンク色の胃液を吐いた。
それからはエサも食べないし、水も飲まない。排泄もしないし、元気もない。
いくら見守るだけだよと言ってはいても、本当に様子がおかしくなったら見守ってばかりもいられないもんだな。
優しい妹が「付き添って行ってあげられないけど、これ足しにして」と政宗カンパをくれたのでありがたい!!
日曜日も診療してくれる病院を探した。
緑ヶ岡動物病院は、11:30まで受け付けてくれる。
一緒に病院も探してくれて相談に乗ってくれた裕子さん、寿子さん、ありがとう!!
赤ちゃんの時以来出番がなかった猫バッグでお出かけ。
不安と恐怖からか、大声で鳴いている。
血液検査の結果は悪いものではなかった。
肝臓の数値は高いが、心配するものではないらしい。
「ただ、やや肥満なので少し痩せてください」
やっぱりーッ!!
父にキツく注意しなければならない。
心配していた胃潰瘍とか胃がんではないらしい。
急性胃腸炎。
吐き気止めの注射と皮下点滴を打ってもらって帰って来た。
びっくりしたのはお会計。
ある程度は覚悟してたものの、まさかの2万円越え☆
ひょえ〜〜〜!!
やはり病気をしても、これからはそっと見守るだけにしようと決心した夏の日…。
お願いだから健康でいてくれ。
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